宿泊記<百名伽藍>
2泊目はなんとなんと沖縄最高級宿のひとつ、
『百名伽藍(ひゃくながらん)』
初めてガイドブックで見たとき1泊10万円に度肝を抜かれたホテル。
「このホテルに泊まるぅ~?」なんて妻に冗談半分で言われ、「お、おぅ」と軽く逸らしたときから3年、結婚10周年を記念してついに泊まってきました~!!
結果から申しますと、もう最高~でした(≧▽≦)
ハード・ソフト面、非の付け所がありません!
場所は南部のビーチ沿いに建っているのでどのお部屋からもオーシャンフロント確約です。
ホテル構えはまるで要塞のよう。既に他と一線を画している感じです。
裏側↓
ようやく到着し、「百名伽藍」の看板前で記念撮影をもたもたやっていると中から従業員の方が偶然出てこられて「よろしければお撮りしましょうか?」と私たちが宿泊客とはまだ知らずに、にこやかに声を掛けてくださいました。
ここではや好印象♡
期待は高まります。
フロントへ案内され、穏やかな雰囲気の中チェックイン。
騒々しさや慌ただしさは皆無です✨
静寂そのもので、波の音や鳥の声が聞こえる本当に癒される非日常の空間です。
それもそのはず、こちらのホテルは13歳以上の宿泊に限定。こどもは好きな方ですが、ギャン泣きや奇声が続くとやはりしんどい…。
沖縄にはホテルが数え切れない程あるのに大人のみのホテルって本当少ないんですよ。私が知る限り他に2つか3つあるだけ。とても貴重です。
「百名伽藍」には綺麗な青い海にのどかなプライベートビーチ、自然の音だけが流れる静かな時間と美味しいお料理。優しくプロフェッショナルなホテルスタッフ。
”すべて揃いました!”という感じです!(^^)!
そしてチェックイン時には食事に関して苦手なもの、食べられないものは無いかなどいろいろその他希望を聞いて下さいます。その後部屋へ。
オ~シャンフロント!
素晴らしい。部屋も掃除が行き届いてピカピカです。
↑テレビは隠れる
館内をウロウロできる部屋着まで。これが心地良いんですよー。一見作務衣のようです。ガーゼ生地でさらさら。販売してあったのでコレは買い!と思って値段を見たら…3万円超え(おぉ…)。
どおりで着心地がいいはずだ…。
買うのはまた今度、ということで
(。-_-。)
スリッパ下駄はこんなに可愛いのになんと3,000円弱。奇跡的にリーズナブルなので、これだけ夫婦ペアで買いました。
身の回りのものも品質の良いものを提供して下さっているんですね~。宿泊料金に見合っています♪
トイレへ向かう部屋の一角にもミニ庭園↓
なんというかすべてにおいて死角がないんです。すぐ文句を言う妻もおとなしく、とても喜んでいます(これぞ平和だ)。
そして楽しみのホテル探検です。要塞みたいなので、なお楽しい♪
↓こんな演出
↓何に使う広間だろう?
そしてあっちへウロウロ、こっちへウロウロ、いちいち「おー綺麗、スゴイ」などと感動しながら海へ。
ここはすぐ降りたところのプライベートビーチ。この時はだれもいませんでしたが、その後外国人カップルがシュノーケリングを楽しんでいました。
まさに「大人の隠れ家」というこのホテルのコンセプトがピッタリな光景です。
経路が分からず迷っていると、いつも絶妙のタイミングでホテルスタッフさんが現れる。
これは完全な個人的推測ですが、おそらくあちこちに防犯カメラがあって防犯機能はもちろんのこと、迷っているお客さんへ従業員さんがすぐ向かい、道案内対応ができる用途にもなっているのでは、と。
おそらくそれほど多くない従業員数で、あの広く複雑な構造のホテルを巡回する暇はないと思うのです。この推測が当たっていればホスピタリティのアイディアとしてはスゴイですね。
そして楽しみの夕食🍴
ホテル館内をウロウロしても誰にも会わなかったので正直、だれもおらずシーンとした中で妻と二人きりの空間だったらどうしようと思いましたが、夕食の広間にはこんなに宿泊客がいたのかと思うくらい人がいました。と言っても5組くらいですが。
なんかひと安心。
それでも静かな空間を壊さないようにそれぞれが声を抑えて話すので、人が多くても、お皿のカチャカチャという音とときどき笑い声が心地よく響くなんとも穏やかな雰囲気です。皆さん配慮があるので、私たちも夕食撮りのスマホのシャッター音に気遣う程でした(^^;)。
こういう雰囲気での食事は色んな意味でリッチさや優雅さがありますね。
ここは宿泊料金が高いですが、こんなに豪華な夕食付↓なので思いの外リーズナブルかもしれません。
↑右上のお椀、コレ高いんです。販売してありました。本当にきれいだったので買おうか迷いましたが、うちの毎日の食卓にはそぐわないと賢明な判断。
どれも本当に美味しかったです。唯一、沢蟹の素揚げだけが食べられませんでした。ごめんなさいm(__)m(大きなカニは足むしって食べるのに姿揚げだとかじる勇気が出ないのか不思議だ…)↓真ん中にいる小さいやつ。
食事のあとは、予約した貸し切り露天風呂です。
時間も無制限で、そこには和風の休息室、となりには綺麗な洗面・トイレがあり、着替え・ミネラルウォーターまで準備してあります↓
↓なぜか戸棚に布団セット。時間無制限だから寝てもいいのか?いくらなんでも?
夜は星がめちゃくちゃ綺麗でした。
朝は摩文仁の丘も見えます。右端。
非日常の サラリーマンの極楽♪
ゆっくり浸かって堪能したら、出る旨だけ電話で伝えて部屋へ戻ります。
行くときはスタッフの方が迎えに来てくださいます。
火照った体を冷たいコーラで冷やします。
冷蔵庫の中のドリンクは最近無料になったそうです♪
と、知らずに買いこむ
シーサーのコーラ。沖縄っぽいですね。というか沖縄です。
ベッドもふかふかでした。
おやすみなさーい 💤
翌朝、楽しみの朝ごはん。
夕食と同じ広間です。どれも趣向を凝らしてあって、う~ん美味い!
朝もそこそこの人数の宿泊客と一緒でしたが、ひとりで来ている人が2人いました。
仕事で来ているのかリフレッシュで来ているのかもちろん分かりませんが、リッチすぎる…(+o+) そしてカッコいい。
もし自分もフラっと沖縄をひとり旅したら、と考えたら間違いなくコストを最小限に抑えた極狭小ホテルにしてしまう。さらっと一人旅、さくっと百名伽藍。こんな絵に描いたような人が本当にいるようだ。
さて、私たちにはガッツリ大イベント百名伽藍の宿泊ももう終わり。
( ノД`)シクシク…
チェックイン時同様、チェックアウトもゆったりとした雰囲気の中で手続きを終え、最後の最後まで慌ただしさを感じさせず(チェックアウトが重なったようで本当は忙しかったと思います)ホテルを後に。
妻が「また来ます!」と言うとにこやかに「お待ちしております」と。もはや悪魔のささやきです。虜になった妻は「次は2泊したい!」そう…( ;∀;)
そして私たちの車が見えなくなるまで見送ってくださいました。
その後、1週間ほどして総支配人さんより絵葉書が届きました。
お部屋にあったアンケートへの記入のお礼の言葉でした。各ホテルでアンケートがあれば書くことが殆どなのですが、お礼の便りを頂いたのは初めてです。お名前を見ると女性の支配人。
妻は”やっぱり”、と思ったそう。細やかな気配りやアイディアが、男では思いつきにくい女性目線だというのです。うん、そう言われれば確かに。
とにかく本当に癒されました。高級ホテルなのに気取ることなく、何よりスタッフさんが楽しそうに仕事をしていらっしゃるので、それがイイです♪
いい雰囲気を作るのは最終的には”人”だなぁと思わされることがよくありますが、このホテルで改めて実感しました。
現在無敵レベルです☆
高い料金だったのにあまりいいホテルに当たらないなぁと感じている人には、ぜひ泊まって頂きたい、超おススメホテルでしたっ!
次回はサクッと今回の旅費を公開です☆
最後まで読んで頂きありがとうございましたm(__)m