会津若松へ『八重の桜』を訪ねた
約半年ぶりの更新です。
最近はちょこまかお出かけが多く、関東一円はほぼ制覇してまいりました。
神奈川、茨城、千葉、埼玉、山梨、栃木…などなど『るるぶドライブ関東 ’19』もめくりまくってクタクタガイドブックになっています。
しかしながらブログUPするにはやや取るに足りない情報量…( ;∀;)
というわけで、先月初めて泊まりでロングドライブへ行ってきました!
行先は…
というのも、遅ればせながら綾瀬はるかさん主演のNHK大河『八重の桜』に触発され会津の鶴ヶ城へ。
妻は前々から行きたいと言っていたのですが、なんせ雪深いところですから山道を越え車で行こうとすると季節が限られてくるのです。
ようやく雪の心配がなくなった5月、本当にいい季節に行ってきました。
いや~良いですね、あのドラマ。時代の舞台は「戊辰戦争」です。
ちなみに戊辰戦争とは1868年で京都(鳥羽伏見の戦い)で勃発してから、翌年函館(五稜郭の戦い)で終結するまでの総称です。
『八重の桜』を観ることで、なぜ政治家に山口県出身者が多いのか、そもそも現代政治の礎もこの戊辰戦争で構図が決まったと言っても過言ではなく、まさに歴史の過渡期であったことが感動的に理解できます。
白虎隊も出てきます。新選組とごっちゃになっている方も『八重の桜』ではすべて絡んで出てきますので「お~そうだったのか」的によく分かります(^_-)-☆
「勝てば官軍、負ければ賊軍」という言葉もこの戊辰戦争で生まれました。
恥ずかしながら、知らなかったことだらけです(^_^;)>
何より会津がこんな可哀想な目に遭っていたなんて「悲劇の会津」も今まで知りもしませんでした。時代の波にのまれた、ホントに気の毒すぎる運命を辿っています。
綾瀬はるかさん演じる八重さんの「会津は逆賊なんかじゃねぇ!」「何度考えてもわがらねえ。天子様(天皇)の為、公方様(徳川家)の為尽くしてきた会津がなじょして逆賊と言われねばならねえのが。」という鬼気迫るセリフが心に残ります。
本当に演技が上手ですね、綾瀬はるかさんは。すっかり引き込まれてしまいました。
鶴ヶ城内にも彼女のメッセージが記念碑として建っています。このドラマが2013年ですので随分盛り上がったのだと思います↓
会津旅行に向けて怒涛のようにこのドラマをU-NEXTで毎日観ていたので、見終わってからは会津ことばに染まります(←すぐ影響受ける夫婦😆)
「ありがとなし」
「さすけねぇ」
「やってくなんしょ」
と、わが家でしばらく乱用されておりました(^^;)
この会津旅行で本場の会津ことばを聞きたいなぁと思っておりましたが、残念ながらホテルでもスタッフの皆さん標準語でちょっと残念でした⤵
さて泊まったホテルはこちら↓
『星野リゾート 磐梯山温泉ホテル』です。(画像:「JTB」紹介ページ)
近くで見ると建物の古さは否めませんが、どこも綺麗に掃除されていて快適でした。調査不足という痛恨のミスでユニットバスでしたが、お部屋は広めで全体的によかったです。(妻がユニットバスをひどく嫌う…(-"-))
宿泊費は日曜チェックインの1泊夕朝食🍴二食付きで25,000円!
夕食があるのはありがたいです。というか、必ず付けた方が良いです。
ホテルまでは山をぐんぐん登ります。ぐるぐる登ります。
着いたのは高台の素晴らしい景色ですが、到着した以上周囲には何にもありません!前と後ろに磐梯山と猪苗代湖、ゴルフコースしかありません!
こんな感じ↓ 周囲は美しいです。
夕食を付けないなら食べてからホテルへ向かうか、何か買ってから向かってください。
朝食も夕食もビュッフェ形式です。
ホテルが食事に力を入れていらっしゃるらしく、なかなか凝った珍しいものが多かったです↓
ホテルスタッフはさすがの星野リゾートクオリティ✨!
ホスピタリティ、立ち居振る舞い、文句の付け所がありません♪ とても気分よく過ごすことができました。
↓これは帰りに寄った白河で買った白河だるま
とっても可愛いし、厄除けです。置くところは東北なだけに?部屋の東北に置くのが良いのだそうです。(だるまはお顔が南向きが良いそうです)
当時土佐藩の板垣退助もここに立って会津の敵軍(新政府軍)として参戦していたのです。小峰城の再建には弾痕の残った柱が使われており、見ることができます。
会津若松市までは東京から休憩含め約5時間弱でした。
行きは西那須野塩原ICで降り国道400号、帰りは白河ICを目指し国道289号を通ります。がっつり山道かと思いきや(山道ですが)、きちんと整備されていて走りやすく景色の美しいドライブコースでした🚙
どっか行きたいな~と思っている関東圏の方には会津ドライブ、おすすめします♪
のどかでゆっくり時間が流れる感じがなんとも癒されます。訪れる際はぜひ『八重の桜』をご覧になって行かれると、趣きや感動もひとしおです!100倍楽しめます。
戊辰戦争で会津一帯は焼け野原になり貴重な文化遺産がほとんど失われてしまいましたが、当時の砲弾跡(長命寺の壁)や鶴ヶ城の石垣(甲賀町口門跡)など、未だ残っている場所もあります。数少ない現存史跡です。
福島県で「先の大戦」というと第二次世界大戦ではなく「戊辰戦争」だそうで、150年経った今でも長州(山口県)を恨んでいるとか(まさか( ;∀;))(『ブラタモリ』会津若松編 説)
それだけ歴史が色濃く残り、会津の運命をひっくり返す大きな戦争だったことは間違いありません。
明治維新の歴史好きにはたまらない場所です。新選組や白虎隊に多くの人が魅了される理由も納得できました。
歴史の街、会津。
本当に素晴らしいところでした!旅行の候補地としてぜひどうぞ!(^^)!
最後まで読んでくださって、ありがとなし。
<(_ _)>